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星陵台「ゼロ」計画・１

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外観｜玄関～内部：1・2・ロフト階｜以前の状況

【古い狭小住宅を「甦えせる実験」・1】

事務所のある神戸市垂水区星陵台地域での「もやい」の実験住宅の報告です。
この地域は山陽電鉄が中心に昭和４０年～４５年にかけて開発された住宅地です。
ここも、「少子・高齢化の波」は他の地域と同じ様に押し寄せています。
しかし、星陵台地域は垂水区のなかでは、落ち着いた環境で人気のある所です。
地域のコミュニティーもしっかりしていて、「きままに独り事」でも、
取り組みの報告を度々しているように「地域力」のある所です。

ここで昭和４０年代に建てられた狭小分譲住宅のリノベーションの実験住宅に取り組みました。
そのテーマは「０＝ゼロ」です。
「もやい」が考えた計画の趣旨は、

現在日本の住宅は５００万戸が余っていると言われています。
５００万というと、大都市大阪府の人口とほぼ同じです。
今までの「スクラップ＆ビルド」の住宅建設の風潮に対しての「一つの提案」なのです。

計画趣旨

垂水区星陵台は、「地域力」がある暮らしやすいところです。
小学校、中学校は垂水区では人気の学校です。
校区内の住み替えが圧倒的に多いことでも安定した地域だという証明です。
この星陵台に昭和40年代に建てられた住宅を「新たに甦らせます」

「もやい建築事務所」のリノベーションに対する「基本的な考え方」はここに書いています。

テーマは「０＝ゼロ」

○　壁や床を取り除き、柱、梁、基礎に現在の耐震性もたす為の構造補強！
○　無垢材や自然素材を使った内部！
○　ロフトを含めて延19坪という「狭小」ながら、それを感じさせない「空間」構成をしています。

○　構造補強する事で、現在の耐震基準と比較すると「マイナス」→「０＝ゼロ」へ
○　古い間取り「マイナス」→「新しい空間に」ニュートラルな「０＝ゼロ」へ
○　「ゼロ」から、今後「プラス」に転換するのは住み手である家族だと考えています。

外観

玄関～内部：1・2・ロフト階

以前の状況

竣工写真：岡田大二郎氏

Produce by Moyai

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