土と自然素材を研究しながら地球のこと健康のこと空間のことを考えて住宅及び建築を創っています

報告・2：神戸市内の鉄骨３階建ての分譲住宅　（H15.1.30)

１階鉄骨２階・３階木造在来工法３階建て、平成14年建築、の５０００万を越える高額分譲住宅。
不動産売買契約も済み、あとは最終取引を残すのみ。
敷地は六甲さんの麓、震災に会い、擁壁が気になり、最終取り引き前に専門家の検査をと依頼に来られる

私が建築をはじめて２０数年、今までに見たことのないアンカーボルト？？？欠陥と認定！

ナットも違うし、８本必要なボルトが４本しかない。
又、錆び止めが塗布されていないのでもう錆び付いている。

鉄骨の足元が固定されてなく、宙に浮いている。

木造部分は、大切な緊結している筈のボルトが、簡単に外れる。

断熱材は隙間なく並べて初めて効果がある。でもまともに並べてなく、隙間だらけ！
これは、皆さんも簡単に見つけられます。１度天井裏を覗いてください。

構造図を元にした検証でも、図面と大幅に違う内容が確認された。依頼者の考えていた以上の構造的な欠陥も分かり、交渉の結果、売買契約解除
（ちなみに分譲住宅業者曰く、安全は売主の方で保証します。では、設計図は何の為にあるのか！）
結局、必要な検査も受けていなく、言葉だけの「安全」の信用は無理！今回Ｋさんは、欠陥住宅購入の難を免れたが、その建物は又販売される？？？？？
皆さん、必ず専門家に１度は見てもらいましょう。

文:Moyai　H15.2.5

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