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報告・1：神戸市内の分譲住宅　（H14.7.28)

木造在来工法２階建て、平成９年建築、平成１４年６月購入・入居
建具や外壁の傷の不具合から気になって、一度専門家に見てもらいたいという事で依頼があったわけですが、建物を実際調査して見ると、構造上の欠陥も見つかった。

床下換気口が全く無い。
法律では設置が義務付けられているんだが・・・？

束が規程どおりとめられていない。
根がらみが入っていない。
又、防腐材が塗られていない。

図面には、下地コンパネ９ミリとあるが、全く入っていない。

又、断熱材もまともに入っていない。

構造材の梁をつないでいるボルトが手で回る。

小屋裏換気がなされていない。

小屋筋交い、雲筋交いが全く施工されていない。
これでは、束が倒れる事がある。

結論として、依頼者の考えていた以上の構造的な欠陥もあり、又他にも仕上げ面も種々あり、正式に調査報告書を依頼者に提出して、現在、分譲主と仲介業者、この住宅を建てた工務店と是正する様に交渉中！
（ちなみに分譲住宅業者曰く、これが平均的な仕様ですと平気で言うのです。・・・！！！！・・・声が出ない！！！）
本当にこんな事が、日常茶飯事なんですよ！

文:Moyai　H14.8.2

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