土と自然素材を研究しながら地球のこと健康のこと空間のことを考えて住宅及び建築を創っています

建材に含まれる化学物質の毒性について

建材に含まれる化学物質の毒性について“シックハウス”“ホルムアルデヒド”という文字が新聞やマスコミで取り上げられてから随分な時間が経ちましたが、私達の廻りの住宅や建築物で使われている建材の状況はどうでしょうか。
“健康に配慮した住宅”“低ホルムアルデヒドの床板”と日々の新聞広告やホームセンターの建材売場にいたるまで、多くのキャッチコピーが目についてしようがありません。本当に安全なのでしょうか?！
広告のための広告ではないのかと疑問を持つ必要もあるのではないでしょうか。
私達が建材を選択するときに、その材料に含まれる成分をメーカーに教えてもらおうとしても、なかなか提出してもらえないことが多いのが現状です。
私達建築に関わる者にとってもなおブラックボックスになっているのです。
その現状の中で、建材の成分比較表を見ながらより良い材料を使おうと心掛けています。
化学物質の毒性については、関西自然住宅推進ネットワークという会で、私達自身も日々勉強し、住まい手・使い手の方と一緒になってブラックボックスを無くすように努力していきたいと考えています。
ベルギーの建築家ルシアン・クロール（住民参加とエコロジーとを尊重する実践家として有名）によれば、今製造されている建材は約１万５千種。
その中で安全なものは、１００種も満たないと言われています。
より安全な建材を使った住宅を手に入れるためには、勉強すること、製造販売過程でのブラックボックスをなくすことが大切です。
　　　

　

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